ヘッドスピーダーという素振り棒を持っています。M.I.T.Inc(エムアイティインク)という会社の製品です。
長さ48インチ、重さ330グラム。シャフトが細くてよくしなります。そこに磁石の付いたボールが1個ついていて、シャフトの上を移動します。
販売ページには、6回連続で素振りをするだけでドライバーのヘッドスピードが3〜5m/s速くなる、と書かれています。この記事は、その主張を確かめた記事ではありません。器具の中身と使い方の紹介です。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 長さ | 48インチ |
| 重量 | 330g(±10g) |
| ヘッド | スチール |
| シャフト | カーボン |
| タイミングボール | ウレタン、磁石 |
| グリップ | ラバー、磁石 |
| 対応 | 右用 |
グリップの仕様が2種類あります。トレーニンググリップ仕様と、ノーマルグリップ仕様。私が持っているのはトレーニンググリップのほうで、握りに指の形の凹凸が付いています。
48インチは約122センチです。手元の1本を巻き尺で測っても122センチでした。ドライバーより長い。

シャフトの上を、磁石のボールが動きます
この器具のいちばん変わっているところは、ボールです。
ウレタンのボールに磁石が入っていて、グリップ側にも磁石が入っています。ボールを手元に付けておくと、振ったときに遠心力で外れて、シャフトの上を先端へ移動します。先端に当たると音が鳴ります。
その音が鳴る位置が、インパクトの位置と合っているかを見る、という仕組みです。
使い方は、順番が決まっています
販売ページに書かれている手順です。
- タイミングボールを手元の磁石にセットして、素振りをする
- 左足の正面、インパクトの位置でボールがシャフトの先端に当たって音が出れば、タイミングが合っている
- 次に、ボールを最初から先端にセットする
- その状態で、速く振ることを意識して5、6回続けて振る
前半がタイミングの確認で、後半が速く振る練習です。器具1本で目的が2つあります。
日本語で、手順も回数も書かれています。ここは評価できる点です。器具そのものの出来と、使い方の道筋が用意されているかは別の軸で、この器具は後者も揃っています。
私は、販売ページの手順通りに使っていました。
販売ページの主張は、直後の変化の話です
ヘッドスピードが3〜5m/s速くなる、飛距離が21〜30ヤード伸びる、と書かれています。ゴルフダイジェスト社の通販サイトの商品ページです。
読み方に注意が必要だと思っています。この数字は「6回連続で素振りをするだけで」という条件が付いています。何か月か続けた結果ではなく、振った直後の話です。
続けたら恒久的に上がる、という主張ではありません。少なくとも、そう書かれてはいません。
価格は、店によって違います
2026年9月10日に確認した価格です。送料の扱いも店で違うので、並べておきます。
| 販路 | 本体価格(税込) | 送料 |
|---|---|---|
| ゴルフポケット(ゴルフダイジェスト社の通販) | 10,780円 | 3,980円以上で無料 |
| Teeolive 神戸伊川谷店 | 9,680円 | 別に必要 |
| GDOゴルフショップ Yahoo!店 | 9,163円 | 770円(埼玉県宛て) |
本体だけを見ると1,600円ほどの開きがあります。送料まで入れると、差は850円ほどに縮みます。
グリップの仕様を選べるかどうかも、店によって違いました。ゴルフポケットはトレーニンググリップ仕様とノーマルグリップ仕様の2つから選べます。ノーマルのほうは特注の扱いです。ほかの2店では、どちらの仕様かの表記が見つかりませんでした。
在庫とセールで動く価格です。買うときに見比べる意味はあります。
私の部屋では振れません
私の練習部屋は6畳の和室です。この器具は、そこでは使えません。
48インチあります。ドライバーより長い棒を、速く振り抜く空間が取れません。壁と鏡があります。
目安は100センチだと思っています。打席のマットの横幅が100センチで、そこに収まる長さなら、その場で振れます。5番アイアンとステップゴルフのロッドは100センチ以内です。ヘッドスピーダーは122センチなので、外れます。
これは私の部屋の数字です。マットの大きさが違えば、目安も変わります。
以前、この部屋で使えた器具と持て余した器具を一覧にしました。ヘッドスピーダーは持て余した側です。同じ理由でパワースインガーもそちらに入っています。どちらもヘッドスピードを上げるための器具で、どちらも振り抜く場所が必要です。
実際に振っていたのは、自宅の駐車スペースです。部屋では振れないので、外に出ていました。

部屋の側の話は、こちらに書いています。自宅6畳でゴルフ練習はどこまでできるか|使えた器具と、持て余した器具
外に出ないと使えないので、続きませんでした
2026年5月に買いました。いまはほとんど振っていません。理由は、外でないと使えないことです。面倒になりました。
同じ2026年5月に、RMTクラブという別の器具も買っています。あちらは1.8キロの重い棒ですが、ゴルフクラブより短いので6畳の部屋で振れます。そちらはいまもほぼ毎日振っています。
買った月は同じです。続いたのは、部屋で振れるほうでした。
RMTクラブの話はこちらです。中で何かが流れる1.8キロの棒を、ほぼ毎日振っています|RMTクラブ 4lb
この主張は、測れる形をしています
主張が具体的で、しかも測れる量になっています。ヘッドスピードは、私の測定器では実測値です。計算値ではありません。6回振った直後にドライバーを打てば、数字は出ます。
それでも、そのまま設計にはなりません。分けられないものが3つあります。
一つは、ウォームアップです。6回素振りをすれば体は温まります。その温まりと器具の効果を分けるには、同じ回数の普通の素振りをした場合と比べる必要があります。
二つめは、時間です。同じ日の同じ場所でも、打っているあいだに数字が動きます。9月8日に80球打ったときは、1球あたり0.028m/sの傾きが出ました。器具なし、器具ありの順に並べると、この動きが全部「器具の効果」として出てきます。順番を往復させる必要があります。
三つめは、場所です。この主張はドライバーの話で、私の部屋ではドライバーを振れません。器具のほうも振れません。両方とも練習場でやることになります。
買うかどうかの判断材料
1万円前後です。素振り棒としては真ん中の価格帯だと思います。
私が今の時点で言えるのは3つです。手順が日本語で用意されていること。タイミングの確認と速く振る練習が1本でできること。そして48インチあるので、振る場所を選ぶこと。
効果は測っていません。測る設計はこの記事に書きました。実測は後日の記事になります。
現行の販売ページはこちらです。GDOゴルフショップ Yahoo!店のヘッドスピーダー
同じ目的の器具をもう1本持っています。重さの違う3本を持ち替えて振る器具です|パワースインガー

