パワースインガーという素振り用の器具を持っています。ゴルファボ(Pro Golf Academy)の3本セットです。
重さの違う棒が3本入っていて、順番に持ち替えて振ります。重いものでゆったり、軽いものを速く。それを繰り返す道具です。
2026年1月に買いました。最近は振っていません。理由は後で書きます。
3本の重さが違います
男性用の3本です。
| 色 | 重量 |
|---|---|
| 緑 | 245g |
| 青 | 292g |
| 赤 | 332g |
女性用は黄220g・緑245g・青292gの3本で、軽い側に1本ずれています。

グリップは真ん中で色が分かれています。半分が黒で、もう半分が緑、青、赤です。スイングが捻れると分かるように、そういう作りになっています。写真は3本とも黒い側が見えている状態です。
ヘッドはステンレス、シャフトはグラスファイバーという表記です。
全長は実測で115センチでした。公式の表記は1150mmなので、合っています。
3本のあいだには1ミリほどの差がありました。いちばん短いのが赤で、その赤が115センチです。製品の誤差だと思います。
使い方は、公式に手順が出ています
ゴルファボのコラムに、3本の振り方が順番で書かれています。回数まで書いてあります。
- 赤(いちばん重い)を5〜10回。ゆったり大きく振る。腕は脱力して、ヘッドを遠くに放り投げるようにバックスイングする
- 緑(いちばん軽い)を5〜10回。速く、思い切り振る
- 青(中間)を5〜10回。大きな軌道で、速く振る
これを繰り返します。ラウンド前のウォームアップにも使える、という説明です。
日本語で、回数まで書かれています。器具そのものの出来と、使い方の道筋が用意されているかは別の評価軸です。この器具は後者も用意されています。
私は、8回ずつでコラムの順番通りに振っていました。
メーカーの説明は2つあります
ひとつは遠心力の話です。重いものは小手先では振れないので、腕を伸ばしたまま体全体で振ることになる。軌道が大きくなる。
もうひとつは、脳の話です。軽い棒を速く振ると、脳が「これくらいで振ってもいい」と判断するようになる。それが通常のクラブでも出る、という説明です。
飛距離については、ヘッドスピードが1m/s上がるごとに5〜7ヤード伸びる、と書かれています。
3本セットの監修は大和田紗羅選手です。肩書きは媒体によって表記が違い、楽天の商品ページでは「ドラコン日本チャンピオン」、公式コラムでは「PLDAドラコン女子世界チャンピオン」となっています。
私の部屋では振れません
私の練習部屋は6畳の和室です。以前、この部屋で使えた器具と持て余した器具を一覧にしました。パワースインガーは持て余した側に入れています。理由は空間です。
重りが付いた棒を、速く振り抜くための空間が必要です。ゴルフクラブより短いとはいえ、緑を思い切り振る動作は、壁と鏡がある部屋では取れません。
目安は100センチだと思っています。打席のマットの横幅が100センチで、そこに収まる長さなら、その場で振れます。5番アイアンとステップゴルフのロッドは100センチ以内です。パワースインガーは115センチなので、外れます。
これは私の部屋の数字です。マットの大きさが違えば、目安も変わります。
実際に振っていたのは、自宅の駐車スペースです。部屋では振れないので、外に出ていました。
いまはほとんど振っていません。理由は、外でないと使えないことです。面倒になりました。器具の出来の話ではありません。
部屋の側の話は、こちらに書いています。自宅6畳でゴルフ練習はどこまでできるか|使えた器具と、持て余した器具
振っている速さは、測れません
この器具の主張は、ヘッドスピードと飛距離の2つに分かれています。どちらも、私の部屋ではそのまま確かめられません。
自宅の弾道測定器は、球を打たないと数字が出ません。クラブに貼ったシールを読む仕組みなので、素振りだけでは何も出てきません。
つまり、パワースインガーを振っている速さは測れません。緑を速く振れているのか、赤でどれだけ落ちているのか、数字にはならないままです。
飛距離のほうも、そのままでは使えません。同じ測定器のキャリーは、打ち出しの条件から計算された値です。以前、346球で確かめました。ボール初速と打ち出し角とスピン量の3つで、キャリーの99.98%が説明できます。クラブが何かを足しても改善しません。
だから、この測定器で「ヘッドスピードが上がったら飛距離が伸びた」を確かめると、モデルの中を1周して戻ってくるだけになります。1m/sあたり5〜7ヤードという数字を私のデータで検算するなら、実際の飛球を見ている測定器が必要です。練習場の設備か、屋外のレーダーです。
この話は別の記事に書きました。測定器のキャリーは、設定で増減できる数字でした
測れるのは、器具を振ったあとに、クラブで球を打った数字だけです。
効いているかどうかは、測っていません
ここが今回の記事のいちばん弱いところです。書けるのは、器具の中身と使い方までです。
重い赤を振った後に、いちばん軽い緑を振ると、軽いので速く振れる感覚があります。最後に青を振ると、いつもより少し速く振れている感じはしました。
器具を振る前と振った後に、クラブで球を打って比べれば、差は出ると思います。ただし、その差が器具のものなのか、体が温まっただけなのかを分けられません。分けるには、この器具を振らないウォームアップと比べる設計が必要になります。
もうひとつ厄介なことがあります。同じ日の同じ部屋でも、打っているあいだに数字が動きます。9月8日に80球打ったときは、1球あたり0.028m/sの傾きが出ました。片方のクラブは下がり、もう片方は上がっていました。器具を振る前と後という順番で並べると、この動きが全部「器具の効果」に乗ります。
なので、順番を入れ替えて往復させる形になります。器具あり、器具なし、器具なし、器具あり。
企画として組めたら、そのときに振り直します。
買うかどうかの判断材料
公式サイトの価格は27,900円(税込)です。通常価格31,000円の10%引きという表示で、2026年9月10日に確認しました。送料無料、30日間の返品・交換保証と全額返金保証が付くと書かれています。
3本で27,900円なので、素振り棒としては高い側です。1本ずつ売っている器具ではありません。
私が今の時点で言えるのは3つです。手順が日本語で用意されていること。私の部屋では振る場所が取れなかったこと。そして外に出るのが面倒で続かなかったこと。効果は確かめていません。
同じ目的の器具をもう1本持っています。素振り6回でヘッドスピードが3〜5m/s、という主張の器具です|ヘッドスピーダー 48インチ

