Therabody の JetBoots Prime を使っています。脚に履いて、空気で圧をかける機械です。リカバリーブーツと呼ばれています。
サイズは S / R / L の3つ。私は R です。少し長い感じがありますが、許容範囲です。
買ったあとで、日本公式のサイズ表に自分の数字を置いてみました。基準になる項目は2つあって、片方は R の範囲に入り、もう片方は S と R の境界の数字にそのまま乗っていました。
境目に立つと、どちらを選んでも境目のままでした。
買って、ほぼ毎日使っています
2026年4月22日に買いました。約4か月、ほぼ毎日使っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 104,500円(税込) |
| サイズ | S / R / L の3つ。3サイズとも同額 |
| 圧力 | 4段階(25 / 50 / 75 / 100 mmHg) |
| 時間 | 4段階(20分 / 40分 / 60分 / 連続) |
| 重量 | S 2.4kg / R 2.7kg / L 2.8kg |
| バッテリー | 内蔵リチウムイオン、最大180分 |
| 保証 | 2年 |
色はブラックだけです。加圧は足の裏から太ももまで、4つの部屋が重なるように膨らみます。両脚が同時に膨らみます。

充電は USB-C です。充電アダプターは同梱されていないので、手持ちのものを使っています。

同じメーカーのマッサージガンは、9年で4台替えました。マッサージガンは9年で4台替えました に書いています。
使い方は4つあります
| 場面 | 圧力 | 時間 |
|---|---|---|
| 朝 | 50 mmHg | 20分 |
| ゴルフに行く前 | 50 mmHg | 20分 |
| ゴルフのあと | 100 mmHg | 20〜40分 |
| 寝る前 | 50 mmHg | 20分 |
ラウンドのあとだけ、圧力も時間も変えています。理由は疲れ具合と、その日の時間の都合です。
圧力の決め方に根拠はありません。体感で選んでいます。

この製品は医療機器ではなく、一般家庭用です。公式サイトには、使う前に医師に相談したほうがよい人として、急性の疾患がある人、悪性腫瘍のある人、血圧に異常のある人、皮膚に異常のある人、妊娠している人、知覚障害のある人、心臓に障害のある人が挙げられています。買う前に一度読んでおくといいと思います。
サイズは相談して決めました
2021年7月に全身の3Dスキャンを受けていて、股下の数字は手元にありました。
買うとき、身長と股下の両方を渡して相談しました。返ってきた見立ては、身長からは R か L、股下からは S か R。S と R のちょうど間だ、という話でした。境目なら大きいほうが汎用性が高く失敗しにくい、という理由が添えられていました。
R を買いました。
使ってみると、少し長い。許容範囲ではあります。
あとから日本公式の表に自分の数字を置いたら、R で合っていました。境目だという見立ても、表と照らして正しかった。
日本公式の表に、自分の数字を置いてみました
測定位置は、公式の図にそのまま書いてあります。
股下は、股の付け根から内くるぶしまで。
脚長は、股の付け根から床面まで。
どちらも素足で測ります。
| サイズ | 股下 | 脚長 | 大腿部周径※ | 身長※ |
|---|---|---|---|---|
| S (Short) | 60〜73cm | 68〜81cm | 〜70cm | 150〜175cm |
| R (Regular) | 73〜86cm | 81〜93cm | 〜80cm | 175〜190cm |
| L (Long) | 86cm〜 | 93cm〜 | 〜81cm | 190cm〜 |
※印は参考値です。公式は、股下と脚長を基準にサイズを選ぶと書いています。
自分の数字はこうなりました。
| 項目 | 値 | 測り方 |
|---|---|---|
| 股下(付け根〜内くるぶし) | 右 72.8cm / 左 73.3cm | 3Dスキャン・2021年7月 |
| 脚長(付け根〜床面) | 83cm | メジャー・2026年8月 |
| 大腿部周径 | 右 54.0cm / 左 53.2cm | 3Dスキャン・2021年7月 |
| 身長 | 175cm | — |
脚長83cmは、R の範囲(81〜93cm)に入ります。
股下は、右72.8cmが S と R の境界(73cm)のすぐ下、左73.3cmが R の下端です。
身長175cmも、S と R の境界の数字です。
4つのうち2つが、境界の数字そのものに乗っています。

サイズは R で合っています。そのうえで、限りなく境目にいます。「R でちょっと大きい感じがあるが、許容範囲」というのは、正確な言い方でした。
股下は5年前の数字なので、今も使ってよいかを確かめました。踵から内くるぶしまでをメジャーで測ると、約10cm。股下73.3cmに10cmを足すと83.3cmで、今日測った脚長83cmとほぼ一致します。5年前のスキャンと、今日のメジャーが、別々の経路で同じ数字になりました。
日本公式のページには、身長178cmで R を使っている人の書き込みがあります。気持ち長めに感じるくらいの海外サイズ感、という趣旨のことが書かれています。1件だけなので、傾向とは言えません。そう書いている人がいる、というところまでです。
ここに出した寸法は私のものです。読者は自分で測る必要があります。表は Therabody 日本公式の製品ページ にあるので、そちらも見てください。
大腿部周径と身長は、参考値でしかありません
公式は、股下と脚長を基準にサイズを選ぶと明記しています。大腿部周径と身長はあくまで目安で、下肢の筋肉量や形状によっては目安通りにいかない場合がある、とも書いてあります。
私の身長175cmは、S と R の境界に乗ります。ただしこれは目安です。同じ身長でも股下は違います。
大腿部周径54cmは、S の範囲にも収まっています。判定には効きません。
返品も交換もできません
衛生管理の都合により返品・交換を受け付けていない、と公式に書かれています。
サイズは、買う前に決まってしまいます。
公式には、サイズに不安がある場合は注文前に問い合わせるように、とも書かれています。その窓口があることは、知っておいたほうがいい。
なお、防水ではありません。

メーカーは、効果をどう説明しているか
日本公式のページには、循環を最大化してリカバリーを促進する、筋肉のポンプ作用をサポートして筋肉のリフレッシュを促す、と書かれています。トレーニングやランニング、サイクリングにより早く戻ることができる、とも書かれています。
メーカーの説明です。私が確かめたことではありません。
空気圧のコンプレッションそのものには、研究があります。2024年に出た系統的レビューは、17件のランダム化比較試験を集めています。
主観的な筋肉痛について、出ている数字です。
| 時点 | 効果量 | p値 |
|---|---|---|
| 運動直後〜2時間 | 0.49 | 0.010 |
| 24時間後 | 0.34 | 0.085 |
| 48時間後 | 0.64 | 0.055 |
| 72時間後 | 0.17 | 0.301 |
| 96時間後 | 0.37 | 0.026 |
筋力とパワーについて、同じ形で並べたものです。
| 時点 | 効果量 | p値 |
|---|---|---|
| 運動直後〜2時間 | 0.24 | 0.096 |
| 24時間後 | 0.13 | 0.498 |
| 48時間後 | 0.12 | 0.672 |
| 72時間後 | 0.09 | 0.642 |
効果量は、0.2で小さい、0.5で中くらい、0.8で大きい、というのが目安です。
主観的な筋肉痛は、直後と96時間後だけ差が出ています。24時間後、48時間後、72時間後は出ていません。筋力とパワーは、どの時点でも動いていません。
筋損傷の指標であるCKも、24時間後、48時間後、72時間後のどれも有意ではありませんでした。血中乳酸と心拍については、レビューの著者が、影響していないようだと書いています。可動域は、研究が3件しかなくメタ解析に入っていません。
このレビューは、自分の限界も並べています。被験者を目隠しした研究は35%。施術者を目隠しした研究は0%、評価者も0%。プラセボを置いた研究は17件のうち6件。割り当てを隠した研究は1件もありません。
ブーツを履いたかどうかは、本人にわかります。目隠しが難しい種類の道具です。
同じ研究グループが2026年に、プラセボを置いて試しています。U19の代表クラスのサッカー選手23名、公式戦のあとに200 mmHgで30分。プラセボ側は、無印の保湿クリームを塗って30分横になります。跳躍高、血液の指標、主観的な疲労と筋肉痛。どれもプラセボとの差は出ませんでした。試合による疲労そのものは測れているのに、群の差だけがゼロでした。
ここまでが、読める範囲です。主観には小さな効果が繰り返し出ている。客観的な指標はほとんど動いていない。そして主観の効果は、プラセボと分けられていない。
乳酸を流す、という説明について
リカバリーブーツの紹介でよく見るのが、乳酸を流すという説明です。
日本公式のページに、乳酸という語は出てきません。
時間が合いません。血中の乳酸は、最大運動のあと4分ほどでピークになります。そのまま休んでいれば約80分、軽く動けば約60分でもとの値に戻ります。一方、遅発性筋痛のピークは運動の24〜72時間後です。
乳酸が消えたあとに、痛みが最大になります。順番が逆なので、乳酸で筋肉痛を説明できません。
では原因は何かというと、これは決着していません。微小な損傷と炎症で説明する見方と、神経が痛みに敏感になることで説明する見方が並んでいます。確実なのは、乳酸ではないという否定形のほうだけです。
ブーツが乳酸を速く流すかどうかも、報告が逆を向いています。速く下がったという結果も、次の運動中はむしろ高かったという結果もあります。17件を集めたレビューは、乳酸のクリアランスには影響していないようだ、としています。
私が自分の言葉で書けるのは、使ったあとは脚が軽くなった気がする、というところまでです。
効いているかどうかは、測っていません
4か月、ほぼ毎日使っています。それでも効いているかどうかは測っていません。使わなかった日との差を取っていないからです。
心拍変動の記録は残っていますが、件数が少ない。これからです。
心拍変動のほうは、そのあと胸ベルトを足して41日ぶん測りました(Oura Ringと胸ベルトで心拍変動を41日比べました)。ただし、そこで分かったのは2台の測定器がどれだけ食い違うかで、この器具が効いているかどうかは、やはりまだ測っていません。
毎日使っていて、効果を測っていない道具は、ほかにもあります。中で何かが流れる1.8キロの棒を、ほぼ毎日振っています。こちらはゴルフの練習器具です。
回復の記録という点では、こちらにも書いています。
- Oura リングを5年半つけたレビュー … 睡眠と回復の数値
- 体調はスコアに出るのか … 体調とスコアの突き合わせ
- 右足には、動かす道具と止める道具の両方が入っていました … 足まわりの道具
上位モデルと、他社の価格
上位モデルの JetBoots PRO Plus は、空気圧に振動と赤外線LEDが加わります。
| Prime | PRO Plus | |
|---|---|---|
| 圧力 | 4段階(25〜100 mmHg) | 20〜100 mmHg を5刻み |
| 時間 | 20 / 40 / 60分・連続 | 10〜60分を5分刻み |
| プリセット | なし | 8種類 |
| 重量(Regular) | 約2.7kg | 約5.5kg |
重量が倍あります。日本の公式サイトでは、JetBoots のカテゴリーに Prime しか入っていません(2026年8月31日に確認)。
他社だと Hyperice の Normatec があります。日本公式の価格です。
| 製品 | 価格(税込) |
|---|---|
| ノルマテック プレミア(脚) | 222,200円 |
| ノルマテック レッグス | 182,600円 |
| ノルマテック ローワー ボディ | 236,500円 |
| ノルマテック フルボディ | 312,400円 |
保証は1年。圧力は7段階で、この点は Normatec のほうが細かい。
どちらも使っていません。性能の比較はできません。書けるのは、公表されている仕様と価格までです。

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