「構えは自分では見えない」を解決する2点|Wellstance と i.Plane Pro を併用しています

本記事にはプロモーションを含みます。
Wellstanceとi.Plane Pro

目次

自分の構えは、自分からは見えない

前の記事で、こう書きました。

同伴競技者が右を向いて構えていれば、一目で分かります。それなのに、自分のアドレスは案外分からない。

そして実際、私は自分ではまっすぐ構えているつもりで、右肩が出たオープンスタンスになっていました。言われるまで、まったく気づいていませんでした。

見えないものは直せません。だから私は、見えるようにする道具を使っています。

この記事では、その2点を紹介します。


2つの器具が、別々の問題を解決している

先に全体像を示します。

器具何を見えるようにするか
Wellstance構え(スタンスの向き、足の位置、番手別のボール位置)
i.Plane Proスイングプレーン(クラブが通る面)
アライメントスティック目標線とスタンスラインの基準

片方だけでは足りません。 構えが合っていてもプレーンがズレることがあり、その逆もあります。


Wellstance|構えを丸ごと決めてくれる板

パッティングマットで知られるフランスのWellputtが出しているアドレス補助器具です。

何が書かれているか

板の上には、これだけの情報が印刷されています。

  • 左足と右足の位置(LEFT FOOT / RIGHT FOOT)
  • 番手別の右足位置 — SW / PW-9 / 8-7-6 / 5-4-3 / WOODS / UTILITY
  • ボール位置の基準線 — アイアン用とウッド・ユーティリティ用の2本
  • 肩のアライメント基準(体格に応じた線)
  • 足裏の形に合わせた波形のガイド

つまり、「この番手ならここに足を置き、ボールはこの線」というのが、板の上で完結します。

身長別にモデルが分かれています

ここが購入前に一番迷うところです。

私が使っているものには 155cm-175cm と印字されています。身長帯ごとにスタンス幅とボール位置の設計が違うので、自分の身長に合ったモデルを選ばないと意味がありません。

さらに注意点があります。日本モデルと海外モデルでは、サイズ設定が違います。 日本モデルは日本人の体格に合わせて調整されているようです。

私の身長は175cmなので、日本モデルではギリギリ範囲内でした。それより高い方は、海外モデルを検討したほうがいいかもしれません。

身長や手足の長さが変われば、最適なスタンス幅もボール位置も当然変わります。ここを外すと、器具の意味がなくなります。買う前に必ず適合サイズを確認してください。

使ってみて分かったこと

良かった点

  • 番手ごとに足の位置を意識するようになった — 以前は「なんとなく」構えていました
  • 調子が悪くなったときの原因を切り分けられる — スタンス幅とボール位置に基準があるので、そこが崩れているのかどうかがすぐ分かります
  • 「なんとなく構える」ができなくなる — 目の前に板があるので、考えながら構えるようになりました
  • 自分のクセが分かる — 右を向きやすいのか左を向きやすいのか。これは板がないと気づけません

気になった点

  • ミラーの見え方が期待ほどではありません。 肩のラインがぼんやり見える程度で、精密に確認できるものではありませんでした。ここは正直に残念な点です
  • 練習場に持ち込むには大きすぎます。 板状でしっかりしているのはタオルなどの代用品より優れていますが、その分かさばります

i.Plane Pro|プレーンを目に見える線にする

エリートグリップが出している、スイングプレーンの練習器具です。ツアーの現場から生まれたとされていて、倉本昌弘プロによる解説動画も公開されています。

赤いアーチが、クラブヘッドが通るべき面を示します。イン・トゥ・インの軌道を体に覚えさせるのが狙いの器具です。

アウトサイドインに悩む人向け、と明言されている

メーカー側も、アウトサイドイン・スライス・引っかけに悩む人を対象として挙げています。前の記事で書いたとおり、私がまさにそこにいた人間です。

その「前の記事」がスライスの正体|13年前に私が書いた「脇を締めろ」は、正しかったのかです。あわせて、25年直らない3つのミスも書いています。

使ってみて分かったこと

良かった点

  • オレンジ色のアーチが視界に入るだけで、軌道が良くなります。 意識しようとしなくても、目に入ることで勝手に修正がかかる感覚があります
  • インテンショナルなスライス・フックを打つ練習で、イメージが湧きます
  • 曲がり幅を矯正できるのが実用的です。 スライスが出すぎているときはドローの軌道で、フックが出すぎているときはフェードの軌道で練習する。この使い方ができるのは大きい

気になった点

  • 付属のアライメントスティックが短いです。 連結用のキャップが付いているのは便利なのですが、全体が短いためキャディバッグに入れると底に落ちてしまい、出し入れがしづらい

アーチの位置は動かせます

写真を見ていただくと分かりますが、アーチの角度と位置は変えられます。 番手やクラブの長さでプレーンは変わるので、そこに合わせる必要があります。

ドローやフェードのイメージづくりにも使える設計になっています。


なぜ2つ併用するのか

ここがこの記事の本題です。

この2つは、直すレイヤーが違います。

Wellstance   → 打つ「前」の問題を潰す(静的)

i.Plane Pro  → 打つ「最中」の問題を潰す(動的)

片方だけだと、こうなります

Wellstanceだけの場合。 構えは正しくなりますが、そこからどう振るかは何も教えてくれません。正しく構えてアウトサイドインに振ることは、普通にできてしまいます。

i.Plane Proだけの場合。 プレーンは意識できますが、そもそも構えが右を向いていたら、正しいプレーンの基準自体がズレます。 曲がった土台の上に、まっすぐな柱を立てているようなものです。

実は私、最初はi.Plane Proだけを使っていました。

後からWellstanceを買って、ふと「これ、一緒に使ったらいいんじゃないか」と思いついた。それ以来、併用が標準になっています。

だから順番があります

  1. アライメントスティックを十字に置く — 目標線とスタンスラインの基準を作る
  2. Wellstanceを合わせる — その基準に対して構えを合わせる
  3. i.Plane Proを置く — 正しい構えの上にプレーンを乗せる

この順番が逆になると意味がありません。 基準がないまま板を置いても、板ごと右を向いているだけです。


設置手順

  1. 目標に向けてアライメントスティックを1本置く
  2. それに直交させて、もう1本を十字に置く
  3. スティックの基準に合わせてWellstanceを配置する
  4. 使う番手の位置に足を合わせる
  5. i.Plane Proのアーチを、その番手のプレーンに合わせて設置する

慣れれば1分ほどです。

練習場でも問題なく使えます。 ただしドライバーのようにティーアップして打つ場合と、人工芝から直接打つ場合では、置く位置を移動させる必要があります。


効果は、数値で確かめます

正直に書きます。現時点では「効いている気がする」以上のことは言えません。

このサイトの方針は、そこで止まらないことです。

Garmin Approach R10で、3つの条件を比較する予定です。

条件内容
A何も置かずに打つ
BWellstanceのみ
CWellstance + i.Plane Pro

各20球以上、クラブパスとフェース角のばらつき(標準偏差)を記録します。

「振りやすくなった」ではなく、「パスの標準偏差が何度縮まったか」で語れるようにします。効果が出なければ、出なかったと書きます。


続けているか、やめたか

この組み合わせで使い始めて、2年以上が経ちました。

練習場へ持ち運ぶのは、正直めんどうなので使っていません。しかし自宅の6畳の和室を改造した練習部屋——本人は秘密基地と呼んでいますが——では、ほぼ毎日使っています。

2年続いている理由は、はっきりしています。基準があるという安心感です。

調子が悪くなったとき、戻る場所があるかどうかで、立て直しの速さがまったく違います。感覚だけを頼りにしていた頃は、崩れると何日も迷子になっていました。


どちらか1つを選ぶなら

こういう人おすすめ
構えが崩れている自覚があるWellstance
アウトサイドインを直したいi.Plane Pro
予算と置き場所を優先したいi.Plane Pro

私が1つだけ選ぶなら、i.Plane Proです。

スイング軌道への効果が体感しやすい点と省スペースなど利便性が高いです。

ただし、構えが右を向いている自覚がある方は順番が逆になります。 その場合はWellstanceが先です。土台が傾いたままプレーンだけ整えても、行き先が変わりません。

まとめ

構えとプレーンは、どちらも自分では見えない。調子の悪くなった時に、戻ってくる基準は必要。どちらか一方だけでも効果がある練習器具だが、同時に使うことで効果が倍増する。Wellstanceと i.Plane Proは直すレイヤーが違うので、補完関係にある。まずは、スタンスの位置を整え、クラブを構え、スイングプレーンを整える。この流れがナイスショットの安定につながります。今後は、その効果を弾道測定器などを使い数値で検証していきたいと思います。

パッティングでも同じことをしました。3年使った練習器具の効果を、339ラウンド分のパット数で確かめています。



この2点を含めて、自宅6畳でどこまで練習できるかをまとめました。

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この記事を書いた人

ゴルフ歴25年、自己ベスト78。2012年からゴルフの上達法をブログに書いてきました。
同時期に読書ノートのブログも運営し、約200冊分の記録を残しています。

現在は弾道測定器3台を使い、本で読んだ理論を実際に測って確かめる作業をしています。

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