LPGAツアーに、私と2ヤードしか違わない選手がいました

本記事にはプロモーションを含みます。
平均飛距離250ヤード対252ヤード、フェアウェイキープ率39%対79%の対比

自分のドライバーの飛距離を、プロと比べたことはありますか。

PGAツアーの平均は300ヤードを超えています。並べても、何も分かりません。距離が違いすぎて、比べる意味がないからです。

LPGAツアーだと話が変わります。私と同じ距離を打っている選手が、実際にいました。しかもその選手は、今季2勝しています。

目次

使う数字を先に選びました

私は弾道測定器を3台持っています。Square Golf Omni、ガーミンR10、それと練習場のトップレーサー。

このうち、飛距離の比較に使えるのはひとつもありません。

理由は2つあります。

ひとつは球です。3台とも練習場で測っていて、球は練習場のレンジボールです。プロが使う球とは飛び方が違います。トップレーサーには、その差を埋めるための補正が最初から入っていて、初速を7%ほど上げています(弾道測定器を3台並べたら、3台とも補正が掛かっていました)。

もうひとつは、距離が計算値だということです。測定器のカメラやレーダーが直接見ているのは、球が飛び出した直後の速さと角度までです。そこから先の飛距離は、モデルが計算しています。Omniには、その計算結果をユーザーが上下させる設定まであります(測定器のキャリーは、設定で増減できる数字でした)。

つまり測定器の飛距離は、球も、計算も、設定も、プロの数字とは別のところにあります。

使えるのは、ガーミンのラウンドデータだけです。コースで、自分の球で、GPSが打った地点と次の地点を測っています。415ラウンドぶんあります。

以下の数字は、すべてそちらです。

飛距離は2ヤードしか違いませんでした

私のドライバーの平均は250ヤードです。GPSで測った総距離なので、キャリーとランの合計です。

LPGAツアーの平均飛距離ランキングで、その近くにいる選手を探しました。

選手平均飛距離順位
ライリー・スミス290.62 yd1位
竹田麗央271.91 yd27位
畑岡奈紗271.29 yd30位
古江彩佳259.48 yd117位
渋野日向子252.80 yd145位
山下美夢有252.34 yd147位
西村優菜248.19 yd157位
(私)250 yd—

山下美夢有選手が252.34ヤードです。私と2.34ヤード違います。

ツアーの1位は290.62ヤード。同じツアーの中に、40ヤードの幅があります。

なお、この順位と数値は2026年シーズンの8月末時点のものです。シーズン中は試合ごとに動きます。

その選手は、今季2勝しています

飛距離147位の選手が、いまどのあたりにいるか。

項目山下美夢有
平均飛距離252.34 yd(147位)
CMEグローブポイント3位
賞金ランキング3位
今季の勝利2勝(米ツアー通算4勝)

8月23日のCPKC女子オープンは、9打差での優勝でした。2位も吉田優利選手で、日本人が1位と2位を占めています。

身長は150cmです。飛距離を伸ばすほうには行かず、ドライバーとセカンドショットの正確性を磨いた、と本人の記事に書かれています。

違ったのは、フェアウェイキープ率でした

同じ距離を打っているのに、結果はまるで違います。どこが違うのかを、手元の数字で探しました。

項目私山下美夢有
平均飛距離250 yd252.34 yd
フェアウェイキープ率39%79.31%(3位)

私のティーショットは、左に40%、フェアウェイに39%、右に20%です。5回に2回はフェアウェイにあります。

山下選手は5回に4回です。

私のガーミンには、もうひとつ数字が残っています。フェアウェイを外したラウンドは、1ラウンドあたり平均5.45打多くなっています。

飛距離ではないところで差がついている、というのがこの2つの表の意味です。

平均飛距離とフェアウェイキープ率の対比。飛距離は山下美夢有と2ヤード差だが、フェアウェイキープ率は39%と79.31%で倍以上違う

この比較には、限界があります

数字を並べておいて言うのも変ですが、この比較はそのままでは成立しません。

ツアーの平均飛距離は、1ラウンドにつき2ホールだけを選んで計測しています。追い風と向かい風が相殺されるように選ばれたホールです。私のガーミンは、ドライバーを使った全ホールのGPS記録です。母集団が違います。

コースも違います。ツアーのセッティングはフェアウェイが狭く、ラフが深い。私が回っているコースとは、フェアウェイに置く難しさが違います。

球も厳密には違います。同じコースボールでも、私が使っている球とツアーの球は別物です。

言えるのは、飛距離の桁が同じで、フェアウェイキープ率の桁が違う、というところまでです。

同じツアーに、40ヤード遠くまで飛ばす選手もいます

見ていて面白いのはここです。

1位のライリー・スミスは290.62ヤード、147位の山下選手は252.34ヤード。同じ大会に出て、同じホールを回っています。

飛ぶ選手が飛ばない選手をどう引き離すのか、飛ばない選手がどこで取り返すのか。それが同じ画面に映ります。PGAツアーだと全員が私より50ヤード遠いので、この比べ方ができません。

日本人選手が多いので、見ていて分かりやすい

CMEグローブポイントの上位に、日本人が3人入っています。

順位選手
3位山下美夢有
17位岩井明愛
18位岩井千怜
37位竹田麗央
50位古江彩佳

飛距離の順位はばらばらです。竹田選手は271.91ヤードで27位、山下選手は252.34ヤードで147位。同じ日本人でも20ヤード違います。

自分に近いのはどちらかを決めてから見ると、見るところが変わります。

日本での見かたと、残りの日程

LPGAツアーは、U-NEXTのワールドゴルフパックで配信されています。

シーズンはまだ3か月あります。

大会日程開催地
ウォルマートNWアーカンソー選手権9月25〜27日アーカンソー州
ロッテ選手権10月1〜4日ハワイ州
ビュイックLPGA上海10月15〜18日中国
BMW女子選手権10月22〜25日韓国
メイバンク選手権10月29日〜11月1日マレーシア
TOTOジャパンクラシック11月5〜8日茨城県
アニカ11月12〜15日フロリダ州
CMEグループツアー選手権11月19〜22日フロリダ州

10月から11月にかけては、上海、韓国、マレーシア、そして茨城とアジアが続きます。日本時間で見やすい時間帯です。

料金には注意点があります。ワールドゴルフパックは月額2,600円ですが、これだけでは契約できません。U-NEXTの月額プラン(2,189円)と両方に入る必要があります。この仕組みは前に書いたので、そちらを見てください(日本でTGLを見るには)。

次にやること

この記事で使ったのは、コースで測った総距離だけです。測定器の飛距離は使いませんでした。

その2つが実際どれだけ違うのかは、まだ測っていません。次の練習場で、同じクラブをレンジボールとコースボールで20球ずつ打ちます。

これは前に書いた記事(コースではドロー、練習場ではスライス)で、測り直しの条件のひとつに挙げたまま、まだ果たしていないものです。

差が分かれば、これまでに測定器で取ったデータも、多少は読み替えられるようになります。

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この記事を書いた人

ゴルフ歴25年、自己ベスト78。2012年からゴルフの上達法をブログに書いてきました。
同時期に読書ノートのブログも運営し、約200冊分の記録を残しています。

現在は弾道測定器3台を使い、本で読んだ理論を実際に測って確かめる作業をしています。

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