暑い日が続いています。
首に巻く氷囊と冷感ポンチョを使っていて、どちらも人に勧められるものです。ただその話を書く前に、自分のスコアを調べてみました。
391ラウンド分あります。「夏はスコアが落ちる」を確かめるつもりでした。
この391ラウンドは、6年つけているガーミンに貯まったものです。

結果は逆でした。
夏のほうが、3打良かった
まず数字です。
| 平均スコア | ラウンド数 | |
|---|---|---|
| 真夏(7〜8月) | 89.3 | 69 |
| 冬(12〜2月) | 92.7 | 85 |
| それ以外 | 91.9 | 322 |
真夏と冬で3.4打の差があります。統計的にも、偶然では説明できない差でした。
「夏は避暑地の高原コースに行くからだろう」と思って、三井の森や那須といった標高の高いコースを除いて計算し直しました。それでも89.2。変わりません。
ホームコースの寄居カントリークラブだけに絞ると、もっとはっきりします。
真夏90.2、それ以外93.5。同じコース、同じ人間で3.3打違いました。

月別に並べると、2月が97.0でいちばん悪く、8月が88.1でいちばん良い。きれいな山になっています。
体への負荷も、夏だから重いわけではありませんでした
スコアだけでなく、体のほうも調べました。Oura リングで、ラウンド翌日の数値がどれだけ落ちるかを見ています。
| 翌日の安静時心拍の上昇 | |
|---|---|
| 真夏(7〜8月) | +2.60 bpm |
| それ以外 | +2.78 bpm |
差はありません。むしろHRVの落ち込みは、夏のほうがわずかに小さいくらいでした。

前の記事で「体調はスコアに出なかった」と書きました。今回は季節でしたが、同じことが起きています。私が「効いているはずだ」と思っているものは、たいてい効いていません。
7月の競技で優勝した日、体調は最悪でした
象徴的な日があります。
2022年7月18日、海の日。ホームコースの競技に出て、優勝しました。アウト42、イン40の82です。
その朝の Oura の Readiness は61でした。普段より11.5点低い。341ラウンド分のうち、悪いほうから数えて22番目という朝です。HRVも8ほど落ちていました。
一方で、この82というスコアは391ラウンド中6番目に良い数字でした。
悪いほうから6%の朝に、良いほうから2%のスコアが出ています。 しかも7月の、いちばん暑い時期に。
念のため書いておくと、この日は睡眠時間だけは長く、7時間20分寝ていました。よく寝たのに Readiness は低い。そういう朝でした。
では、何のために暑さ対策をするのか
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。
暑さ対策は、スコアのためにやるものではありませんでした。少なくとも私のデータでは、暑さはスコアを1打も悪くしていません。
やる理由は別にあります。熱中症は事故だからです。
スコアが5打悪くなるのは、次のラウンドで取り返せます。倒れるのは取り返せません。夏のゴルフで気をつけるべきなのは、スコアではなく、そちらのほうでした。
だから以下の2点は、「これを使えば夏でもスコアが落ちない」という道具としてではなく、「無事に18ホール終わるための道具」として紹介します。
首に巻く氷嚢|ザムスト アイスバッグ 首用(3,632円)
何が変わったのか:カートに戻らなくてよくなった
以前は同じメーカーの普通の氷嚢を使っていました。丸い、手で持つタイプです。
これには決定的な問題がありました。カートに戻ったときにしか使えないのです。
ゴルフは、カートを降りてから打つまでに時間がかかります。クラブを選んで、歩いて、ライを見て、構える。いちばん暑い時間は、たいていカートから離れているときです。そこで使えない道具は、半分しか働いていません。
首に巻くタイプに替えて、これが解決しました。クラブを持ったまま移動できます。 首に巻いたまま歩いて、ショットの直前まで冷やしていられる。
ゴルファーにとっての利点は、要するに「両手が空く」ことです。

氷は、コースが用意してくれます
使う前は、氷の調達が面倒だろうと思っていました。
実際には、ほとんどのゴルフ場が氷を用意してくれています。クラブハウスやカート乗り場で入れられるので、自分で持ち込む必要はありませんでした。

気になった点:3〜4ホールで溶けます
正直に書きます。氷があまり入りません。
首に巻く構造上、容量が小さいのです。暑さにもよりますが、私の場合は3〜4ホールで溶けきります。
18ホールを通して冷やし続けたいなら、ハーフの茶店や折り返しで入れ直すことになります。「1回入れれば1日もつ」という道具ではありません。
ただ、この欠点には後で書くとおり、思わぬ使い道がありました。
冷感ポンチョ|ザムスト COOL SHADER 冷感ポンチョ(4,204円)
冷たい水でなくてかまいません
こちらは気化熱で冷やすタイプです。
つまり、冷たい水である必要がありません。 濡らして、振る。それだけです。氷水を用意する必要も、保冷剤を持ち歩く必要もありません。
乾いたらまた濡らします。この手軽さが、続く理由になっています。
着るタイミングは決めていません。暑さが厳しくなってきたな、と思ったところで羽織ります。決まった手順にしなくていいのも、気楽でいいところです。
氷嚢の溶けた水を、そのまま使えます
これが、両方使ってみて分かったことです。
氷嚢は3〜4ホールで溶けます。中身は冷たい水になっています。この水をポンチョにかければ、そのまま使えます。
捨てる水がなくなり、ポンチョを濡らす水の心配もなくなる。2つ持っている意味が、ここで出てきました。狙って買ったわけではないので、これは偶然の収穫です。
日差しを遮る分、見た目より涼しい
もうひとつ、想定していなかった効果がありました。
ポンチョは体を覆うので、日差しそのものを遮ります。気化熱による冷却に加えて、直射日光が当たらなくなる。着ているほうが暑そうに見えますが、実際は逆でした。
フード付きなので、首から上も覆えます。製品名に「肌温度より−15℃」とありますが、体感としては、この日差しを遮る効果のほうが大きいと思っています。
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効果は数値で出たのか
出ていません。というより、まだ測っていません。
この2つを使った日と使わなかった日で、ラウンド翌日の数値に差が出るかどうかは、比べられるはずです。ただ真夏に「使わない日」を作るのは、正直あまりやりたくありません。
代わりに測れそうなのは、後半のスコアです。暑さで消耗しているなら、アウトよりインが崩れるはずです。ホールごとのスコアは残っているので、これは調べられます。次の宿題にします。
続けているか、やめたか
普通の氷嚢は、やめました。 首に巻くタイプに完全に置き換わっています。カートでしか使えない道具は、結局使わなくなりました。
ちなみに、マッサージガンの冷却アタッチメント(Therabody Cold Plus・13,200円)も試しましたが、冷やす目的なら氷嚢のほうが効きました。その比較はTheragun PRO Plus のレビューに書いています。
首巻きタイプとポンチョは、夏のあいだ毎ラウンド持っていきます。
ポンチョを買ったのが2023年7月12日、首巻きの氷嚢が2024年7月9日です。今年でポンチョは4回目、氷嚢は3回目の夏になります。どちらもまだ現役です。
ちなみに、この2つは1年離れて別々に買いました。溶けた水を再利用するという使い方は、狙って揃えたものではありません。 2年目の夏に、たまたま気づいたことです。
道具としては地味ですが、忘れると後悔する類のものになりました。
同じ目的なら他にどんな選択肢があるか
空調ファン付きウェア
ゴルフ用のものも出ています。冷却力はこちらのほうが上ですが、音がすることと、スイングの邪魔にならないかという問題があります。私は試していません。
ネッククーラー(PCM素材・リング型)
28度前後で凍る素材を首にかけるタイプです。氷が要らないのが利点ですが、気温が高いと早く溶けます。これも氷嚢と同じで、持続時間との勝負になります。
そもそも早朝スタートにする
道具の話ではありませんが、いちばん効くのはこれかもしれません。私のデータでは真夏のスコアが良かったわけですが、そのラウンドの多くは早朝スタートでした。
早いスタートは、予約のときにしか選べません。じゃらんゴルフのような予約サイトで、時間帯から探すことになります。
まとめ
391ラウンド分のデータでは、夏のほうがスコアが良く、体への負荷も夏だから重いということはありませんでした。
それでも暑さ対策はします。理由はスコアではなく、事故を避けるためです。
首に巻く氷嚢は、クラブを持ったまま移動できて、ショットの直前まで冷やせます。ただし3〜4ホールで溶けます。冷感ポンチョは、冷たくない水でよく、濡らして振るだけ。溶けた氷嚢の水を再利用できます。
「これでスコアが良くなります」とは書きません。データがそう言っていないからです。無事に18ホール終わるための道具として、この2つを使っています。
※ 暑さの感じ方や体調には個人差があります。気分が悪いときは無理をせず、水分と塩分を取って日陰で休んでください。この記事は個人の使用経験であり、医学的な助言ではありません。


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