Garmin Approach S70 レビュー|S62から6年、レーザー Z30 と連動させて分かった向き不向き

本記事にはプロモーションを含みます。

Garmin Approach S70 を、ゴルフのラウンドで使っています。前の機種の S62 から数えて6年、391ラウンドです。2024年からは、同じガーミンのレーザー距離計 Approach Z30 と連動させています。

買うかどうかで迷っている人に向けて、向く人と向かない人、実際に使っている機能、6年で困ったことを書きます。

先に書いておくと、この時計のいちばんの価値は、距離が分かることではありませんでした。ショットが自動で記録に残ることです。

目次

結論:どんな人に向くか

向いている人

  • 本コースでの自分のショットを、記録として残したい人
  • あとから自分のゴルフを振り返りたい人
  • 機種を買い替えても、過去のデータを引き継ぎたい人

向いていない人

  • ピンまでの距離だけが欲しい人(それならレーザー1台で足ります)
  • 数字が違っていても、直さずに放っておく人
  • 日常のライフログまで1台で済ませたい人

3つ目は、私自身が諦めた点です。理由は後で書きます。

使っている機能、使っていない機能

S70 には多くの機能が載っています。実際のところはこうです。

毎ラウンド使うもの

  • グリーンまでの距離(手前・センター・奥の3つ)
  • ピンの位置(後述するレーザーと連動させて)
  • ハザードまでの距離(バンカーや池に入る距離と、越える距離)
  • レイアップの距離(100ヤード残すのに何ヤード打つか)

参考程度に見るもの

  • グリーンの形 — 花道がどこか、奥行きがどれくらいかの当たりをつける
  • バーチャルキャディ — 提案は見ますが、鵜呑みにはしません

使っていないもの:高低差

グリーンの高低差だけは、使っていません。別途の課金が必要な機能です。

ただし、払わずに諦めたわけではありません。ホームコース以外のラウンドが多い月に、何度か課金して試しました。

やめた理由は精度です。所々、正確でないと感じる部分がありました。コースは変わります。ホームコースでも、ある時期グリーンを貼り直したことがありました。実物が変わっていく以上、データが常に追いついているとは限りません。

ショットは、ほとんど自動で残ります

打つと自動で位置を拾い、次の地点との差から飛距離を出します。フェアウェイキープも、ガーミンが自動で判別します。

項目記録のされ方
ショットの位置と飛距離自動
フェアウェイキープ自動で判別+自分でも入力
スコア時計が推測 → 違えば直す
パット数時計が推測 → 違えば直す
ペナルティ自分で入力
人がやることは、ほぼ「違っていたら直す」だけです。

人がやることは、ほぼ「違っていたら直す」だけです。スコアもパット数も、時計が推測して数字を出してくれます。合っていれば、何もしません。

着弾点が実際と違うと感じることは、時々あります。あまりにも違うときは、あとからアプリ上で修正できます。ただし直せるのは当日か翌日まででした。詳しくは10球なら268ヤード、1,000球なら319ヤード|自己最長飛距離が何でできているかを調べましたに書いています。

6年分の記録で何が分かったかは、ゴルフのデータは、後から作れません|ガーミンに6年分残った391ラウンドで分かったことにまとめました。

電池は、ゴルフのときだけ着けて持たせています

S62 を買った当初は、日常のライフログも取れるので、ずっとつけていました。ゴルフ用としてだけでなく、生活の記録も1台で済ませるつもりでした。うまくいきませんでした。

1年でバッテリーが落ちました

買った当初は、フル充電で2ラウンドほど持っていました。それが1年ほどで、1ラウンドがギリギリになります。毎日つけて毎日充電していたので、消耗が早かったのだと思います。

そしてGPSが測れなくなりました

距離が出なくなり、メーカーへ点検に出しました。保証期間内だったので、新品に交換してもらえました。対応そのものに不満はありません。

ただ、この一件で使い方を変えました。それ以降は、ゴルフのラウンドのときだけ着けています。

普段は Instinct、ライフログは Oura に

日常は同じガーミンの Instinct を使っていました。ライフログは最終的に Oura リングへ一本化しています。特に睡眠のデータは、Oura のほうが自分の体感と合っていると感じました。

ゴルフウォッチに日常を任せるのは、やめたほうがいいというのが結論です。毎日充電すれば、その分だけ寿命が縮みます。

S62 と S70 の違い

S62S70
発売2020年4月2023年5月
画面カラー液晶有機EL
サイズ47mm47mm / 42mm
測位GPSマルチバンドGNSS
体感の持ち新品時2ラウンド → 1年で1ラウンド2〜3ラウンド
替えて効いたのは、電池と画面と測位の3つでした。

替えて効いたのは、電池と画面と測位の3つでした。

2〜3ラウンド電池が持つのは、素直に魅力です。前日に充電を忘れても慌てません。

画面は有機ELになり、直射日光の下でもはっきり見えます。S62 のときは、夏の昼に手をかざして見ていました。

測位も変わりました。複数の衛星システムを同時に使う方式になり、S62 より正確だと感じます。数値で比べたわけではないので、あくまで体感です。

バッテリーの劣化は、機械である以上どうしても起こります。だから S70 も、ゴルフのときだけです。

S62 から S70 に替えても、過去のデータはそのまま引き継がれました。その話は計測器を買い替えると、データはどうなるかにまとめています。

レーザー Z30 と連動させると、番手選びが変わります

腕時計だけでは足りない場面が、ひとつだけありました。ピンまでの正確な距離です。GPSは、グリーンの手前・センター・奥までしか出しません。その日ピンが手前なのか奥なのかは、分からないままです。

2024年6月、Garmin Approach Z30 を買い足しました。同じ月に発売されたレーザー距離計です。

決め手は、ウォッチと連動することでした。

  • レーザーでピンを捕捉すると、ウォッチ側のピン位置が自動で補正される
  • 逆に、レーザーの覗き窓の中に、グリーンの手前と奥までの距離が表示される

レーザーは「ピンまでは分かるがグリーンの奥行きが分からない」、GPSは「奥行きは分かるがピンの位置が分からない」。両方の弱点が、お互いで埋まります。

連動させると、ピンの奥が何ヤード残っているか、ピンの手前が何ヤードあるかが分かります。これで、大きめのクラブを持つか、小さめを持つかを決めています。

私の場合、ショート目は自分の中でOKとしています。奥に外すとアプローチが難しくなることが多いからです。だから「ピンの奥が8ヤードしかない」と分かった時点で、番手を上げません。迷いが消えるのが、この連動の一番の効果です。

それでも、GPSにしかできないことがあります

レーザーを買って分かったのは、レーザーが万能ではないということでした。

知りたいことレーザーGPSウォッチ
ピンまでの正確な距離◎△(手前・センター・奥)
バンカーや池に入る距離/越える距離△◎
レイアップの距離×◎
ブラインド、崖下、隣のホール×◎
記録が残る×◎
ピンまでの距離以外は、ほぼGPSの領分でした。

ハザードは、GPSのほうが速い

バンカーや池は、「何ヤードで入るか」と「何ヤードで越えるか」の2つが必要です。レーザーでこれを出すには、手前の縁と奥の縁を別々に狙う必要があり、一瞬では分かりません。GPSなら、その2つが最初から並んで表示されます。

レイアップは、レーザーでは出せない

刻むとき、私が知りたいのは「100ヤード残すには、何ヤード飛ばせばいいか」です。レーザーには測る対象がありません。フェアウェイの何もない地面を狙っても、意味のある数字は返ってきません。

ピンが見えないときは、GPS一択

ブラインドホール、崖下、隣のホールに打ち込んだとき。レーザーは、見えないものを測れません。ガーミンには、こういう場面でピンの方向を指してくれる機能(PinPointer)まで付いています。

つまり2台は、競合していません。ピンが見えていて正確な距離が欲しいときはレーザー、それ以外はGPSです。

距離計は、ゴルフ用品の専門店でも扱っています。つるやオンラインには、GPS型とレーザー型の両方が並んでいます。

気になった点

自動だからこそ、確認は必要です

スコアもパット数も、時計が推測して埋めてくれます。楽な分、間違ったまま気づかないこともあります。ラウンド後にアプリを開いて、おかしな数字がないか見る。この一手間を省くと、誤りごと何年分も貯まります。

安くはありません

私はレーザーと合わせて買いました。ピンまでの距離だけなら、レーザー1台のほうが安くて速くて正確です。ただし前の章に書いたとおり、コースで知りたいことはそれだけではありませんでした。

一部の機能が課金制です

本体を買ったあとに、さらに月額が必要な機能があります。試した上で払わない、という結論に落ち着きました。

バッテリーの劣化は避けられません

S62 で学んだとおりです。本体の値段は、4年くらいで割って考えたほうが判断を間違えません。

買う前に確かめること

  1. 欲しいのがピンまでの距離だけか。それだけなら、レーザー1台で足ります
  2. ラウンドの記録を残したいか。残したいなら、GPSウォッチが向きます
  3. 日常のライフログにも使うつもりか。毎日つけると、電池の消耗が早まります
  4. 高低差の機能が必要か。別に課金が必要です
  5. レーザーと合わせるなら、同じメーカーで連動するか

まとめ

  • いちばんの価値は、ショットが自動で記録に残ること
  • 電池を長く持たせるなら、ゴルフのときだけ着ける
  • ピンまでの距離はレーザー、それ以外はGPS。連動させると番手選びの迷いが減る

なお、同じガーミンでも弾道測定器の Approach R10 は、別の使い方をしています。こちらは数字の読み方でつまずきました。

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この記事を書いた人

ゴルフ歴25年、自己ベスト78。2012年からゴルフの上達法をブログに書いてきました。
同時期に読書ノートのブログも運営し、約200冊分の記録を残しています。

現在は弾道測定器3台を使い、本で読んだ理論を実際に測って確かめる作業をしています。

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