ゴルフの記録は、取り始めた日からしか残りません。
私の場合、それは2020年11月3日でした。ガーミンのゴルフウォッチ Approach を着けてラウンドした最初の日です。6年で391ラウンド、ティーショット2,474本が残っています。
その記録から、飛距離の推移、暑さとスコア、体調とスコアを調べました。どれも2020年11月より前のことは、どうやっても分かりません。
何が残って、何が残らなかったか。これから記録を取り始める人に向けて書きます。機種そのもののレビューは、Garmin Approach S70 レビュー|S62から6年、レーザー Z30 と連動させて分かった向き不向きに分けました。
6年で残ったもの
| 項目 | 量 | 使った記事 |
|---|---|---|
| ラウンド | 391 | 夏のゴルフ |
| ティーショット | 2,474本 | Power Plate |
| パット数 | 339ラウンド分 | WELLSTROKE |
| スコア | 391ラウンド分 | 体調とスコア |
意識して集めたものは、ひとつもありません。ラウンド中に距離を見ていただけです。それだけで、6年分の素材が貯まりました。
ほとんど、自動で残ります
貯めるための努力は、ほとんど必要ありませんでした。
| 項目 | 記録のされ方 |
|---|---|
| ショットの位置と飛距離 | 自動 |
| フェアウェイキープ | 自動で判別+自分でも入力 |
| スコア | 時計が推測 → 違えば直す |
| パット数 | 時計が推測 → 違えば直す |
| ペナルティ | 自分で入力 |
人がやることは、ほぼ「違っていたら直す」だけです。スコアもパット数も、時計が推測して数字を出してくれます。合っていれば、何もしません。違っているときだけ直します。
フェアウェイキープとペナルティも記録しています。書き出したデータにも、きちんと入っていました。7,353ホール分のうち5,419ホールにフェアウェイの記録があり(欠けているのはパー3とみられます)、キープ率は51.0%でした。ペナルティは6,718ホール分、合計563打です。
入れておきさえすれば、あとから何でも数えられます。逆に言えば、入れなかった項目は6年経っても手に入りません。
6年分が貯まったのは、私がまめだったからではありません。放っておいても貯まる仕組みだったからです。
パット数が残っていたおかげで、パット練習器具の検証もできました。

精度は完璧ではありませんが、直せます
着弾点が実際と違うと感じることは、時々あります。
ただ、大量に取れば誤差のうちです。2,000本を超える平均に、数本のずれは効きません。年別の平均飛距離を見る分には、じゅうぶん使えます。
あまりにも違うときは、あとからアプリ上で修正できます。おかしな1本を直せるので、データを信用したまま使い続けられます。
ただし、平均で薄まることと、最大値で薄まることは別でした。ドライバー2,464打を数え直した話を10球なら268ヤード、1,000球なら319ヤードに書いています。9番アイアンの最大が644ヤードのまま残っていて、直せるのは当日か翌日までだと分かりました。
機種を替えても、記録は続きました
S62 のデータも S70 のデータも、同じアプリの中で地続きに並んでいます。2020年の220.9ヤードと2026年の240.5ヤードを同じ表で比べられるのは、そのおかげです。
これは当たり前ではありません。Oura リングは、Gen 3 から Gen 4 で数値の出方そのものが変わりました。Oura とタニタの体組成計でも同じことを確かめましたが、地続きだったのはガーミンだけでした。

計測器を長く使うつもりなら、本体の性能より「買い替えたときに過去が残るか」を見たほうがいいと思っています。
記録から、答えが出たものと出なかったもの
出たもの:暑さは、スコアを悪くしていなかった
391ラウンドで調べました。思い込みのほうが間違っていました。

出なかったもの:Power Plate の効果
6年で約20ヤード伸びていますが、器具の効果とは書けませんでした。記録を取り始めたのが2020年11月で、比較の起点になる数字の母数が小さすぎたからです。

半分だけ出たもの:体調とスコア
Oura の数値と341ラウンドを突き合わせました。関係はありましたが、思っていた形ではありませんでした。

練習場の測定器では、代わりになりません
私は弾道測定器も持っています。数字の細かさなら、あちらが上です。
ただし弾道測定器は、練習場で使うものです。マットの上で、目標線にスクエアに立って、同じ球を打つ。そこで出た数字が、コースでそのまま出るとは限りません。実際、私はそれで失敗しました。

GPSウォッチのログは違います。傾いたライから、風の中で、1打しか打てない場面で打った球の記録です。練習場の数字が本コースでどうなったのかは、コースの記録でしか確かめられません。
その弾道測定器のほうは、4年でこうなりました。

そのあと3台目を買い足しました。測定器を新しくしても、混ぜてから分けられないところは同じでした。

GPSが記録している距離は、キャリーとランを足したものです。その2つを分けて測ったのがこの記事で、ランはキャリーの3割でした。ラウンドのログをいくら眺めても、この内訳は出てきません。
今日から残しておくもの
- スコアとパット数。時計が推測するので、違っていたら直す
- フェアウェイキープとペナルティ。入れなかった項目は、後から手に入りません
- ラウンド後にアプリを開いて、おかしな数字がないか見る。直せるのは当日か翌日まででした
- 買い替えるときは、同じアプリで記録が続くかを確かめる
まとめ:早く取り始めるほど、価値が出ます
データは、後から遡って作れません。
2020年11月に取り始めていなければ、飛距離の推移も、暑さの検証も、体調との関係も、一行も書けませんでした。それ以前のゴルフは、どうやっても手に入りません。
性能の差は、それほど大きくありません。S62 でも S70 でも、距離は同じように出ます。差が出るのは、何年分あるかのほうです。
だから、迷っているなら早いほうがいいと思っています。1年後に同じことを考えるより、いま1年分の差をつけたほうがいい。
私が使っている機種はこれです。選び方と使い方はS70 のレビューに書きました。
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