初代 FlightScope Mevo は、置き場所で決まります|4年71回使って止まった理由と、買う前に測ること

本記事にはプロモーションを含みます。

初代の FlightScope Mevo は、ボールの後ろに置く弾道測定器です。私の使い方では、ボールの後方およそ1.8メートルに置いていました。

性能より先に、この空間が取れるかどうかで、使えるかどうかが決まります。私は2018年から4年、71セッション使い、自宅の6畳の練習部屋で置けないことが重なって止まりました。

買う前に確かめることと、4年分の記録を見返して分かった注意点を書きます。

目次

結論:どんな人に向くか

向いている人

  • ボールの後方に2メートル近い空間が確保できる練習環境がある人
  • スイングそのものより、球の結果を数字で見たい人
  • 動画とセットで残したい人

向いていない人

  • 打席の後ろが狭い練習場を使う人
  • 何を試したかをその場で記録する習慣がない人

買う前に確かめること

  • 練習場の打席で、ボールから後ろにどれだけ空間があるか。打席の仕切りや通路の位置で決まります。先に測ってください
  • 必要な距離は機種ごとに違います。後継の Mevo+ や Mevo Gen2 も含めて、説明書で設置距離を確かめてください
  • 中古や値下がり品なら、電源スイッチの状態。私の個体は突起が折れました
  • 終売機であること。アプリやサービスが終われば、蓄積した記録も使えなくなる可能性があります
  • 後ろに空間が取れないなら、別の置き方の測定器もあります。私は6畳の部屋で、打者から見て正面に置く Square Golf Omni を使っています

買い替えたときに過去の記録が残るかどうかは、計測器4つで比べました。

4年で71セッション、そして止まりました

年セッション数
201811
201925
20207
202110
202218
2022年5月以降0
2022年5月3日が最後の記録です。

2019年が一番多く、そこから減り、2022年に少し戻して、止まりました。

使わなくなった理由は、3つあります

1. ボールの1.8メートル後方に置く必要がある

これが決定的でした。Mevo はボールの後方およそ1.8メートルに設置します。

日本の練習場の打席で、後ろに1.8メートルの空間が取れるところは多くありません。打席の仕切りや通路の位置で、置ける場所が決まってしまいます。

持っているのに、置けないから使わない。 機器の性能とは関係のないところで、使用機会が削られていきました。

同じことが、自宅の練習器具でも起きていました。振り抜く長い器具ほど、部屋に収まらずに使わなくなっています。

2. 電源スイッチが壊れた

本体のスイッチの突起が折れました。

以降は棒状のものを穴に突っ込んで電源を入れていました。 しかもしばらく使わないと自動で電源が落ちる仕様なので、練習の合間に何度もこれをやることになります。

その後、スイッチでは起動しなくなりました。いまはモバイルバッテリーをつなぐと起動します。

3. 接続が切れる

スマホとの接続が切れて、そのたびに再接続していました。

その結果が、データにはっきり残っています。同じ日のログが、いくつにも分かれているのです。 1回の練習が3セッションに割れている日もありました。

先ほどの画面の「未接続」が、その瞬間です。46球中17球目で、すでに切れていました。

この3つが重なって、「持っていく気にならない機器」になりました。

そしてR10に替えました

2022年、ガーミンの Approach R10 を買いました。新しい機器への興味もありましたが、正直なところMevo が扱いづらくなっていたのが大きいです。

ところが、そのR10も、あまり使っていません。 後方に置く必要があるのは同じだからです。

その R10 で測った数字を読み違えた話は、コースではドロー、練習場ではスライスに書きました。

機器を替えても、練習場の広さは変わりませんでした。

動画と数値が一緒に残るのは、いまでも長所です

Mevoアプリの画面。スイング動画に計測値が重なって表示され、右上に「未接続」と出ている
当時のアプリ画面。動画に数値が重なります。ただし右上は「未接続」、ボールとクラブの速度は空欄です。

スイングの動画に、その球の数値が重なって表示されます。 数字だけを見ても「どう振ったらそうなったか」は分かりません。動画と並んでいると、そこがつながります。

撮影には FlightScope の無料アプリ FS Golf を使います。表示する項目と順番も選べます。

いま手元にある R10 や Omni では、この使い方をしていません。この動画を撮るために、Mevo はいずれ復活させるつもりです。

ただし、この画面には問題も写っています

よく見ると右上が赤く「未接続」になっています。そしてボールとクラブの速度が「-」で空欄です。

それなのに、ミート率1.43、キャリー222.9ヤード、スピン2604という数字は出ています。一部だけ記録されて、一部が欠けた状態です。

あとからデータを書き出したときに見つけた「初速だけ入って他が空欄の行」は、まさにこれでした。当時はこの画面を見て、気にせず次の球を打っていたのだと思います。

463球を見返して分かったこと

残っているデータを書き出して、あらためて眺めました。18セッション分、463球です。

ドライバーが、2つの群に分かれます

Mevoで計測したドライバー116球の散布図と、セッション別のヘッドスピード・ミート率の比較
同じドライバーのはずが、2つの群に分かれます。右のほうが速く振れているのに、当たっていません。
セッション球数ヘッドスピードミート率キャリー
ふだんの回73691.31.42197.0yd
球数の多い2回27495.61.36200.7yd
同じドライバーの記録です。

速く振れているのに、ボール初速がほとんど変わっていません。 ミート率が1.42から1.36へ落ちています。

思い当たることがあります。この2回は、クラブを試していた日です。 測定器を出すのは、たいてい新しいクラブを試すときでした。ヘッドに鉛を貼って調整していた記憶もあります。

つまりふだんのスイングの記録と、試打の記録が、同じ平均に入っているということです。

試打の球とふだんの球を1つの平均にすると何が起きるかは、別の記事で詳しく書きました。

クラブのタグがずれている回もありました

4Wとして記録されている6球のうち3球が、キャリー198.6ヤード、ボール初速130mph。 私の4Wの平均は163ヤードなので、明らかにドライバーの数字です。

463球あっても、比較には使えませんでした

弾道測定器のデータを貯めたのに使えなかった話は、コースではドロー、練習場ではスライスでも書きました。Mevo でも、同じことが起きていました。

  • 試打の球と、ふだんの球が混ざっている
  • 鉛を貼る前と後を分けられない
  • クラブのタグがずれている回がある
  • 接続が切れて、1回の練習が複数に割れている

4年かけて集めた463球のうち、条件をそろえて比べられるものは、ほとんどありませんでした。

測るなら、打つ前に1行書く

条件を残すのに、特別な道具は必要ありません。打ち始める前に、スマホのメモに1行書きます。

  • 日付と場所(練習場の打席、自宅など)
  • 目的(ふだんの練習、新しいクラブの試打など)
  • クラブに何をしたか(鉛の位置、スリーブの設定)
  • 測定器の設定(アプリのクラブ名、補正の有無)

この1行があれば、あとから試打の球とふだんの球を分けられます。私の463球に足りなかったのは、これでした。

いま買う人がいるとしたら

私が使わなくなった理由は、精度ではありませんでした。置き場所です。 だから条件が合う人には、まだ選択肢になり得ます。

初代 Mevo の後継として、Mevo+ や Mevo Gen2 が出ています。初代は中古や値下がり品で見かけることがあります。

後方のスペースが取れて、価格が下がっているなら。動画と数値が一緒に残る使い勝手は、いまでも良くできています。

まとめ:測定器は、置ける場所から選ぶ

4年使って、はっきり言えることが2つあります。

ひとつは、置ける場所が最優先だということ。 精度がどれだけ高くても、設置できなければ0球です。私の Mevo と R10 は、どちらもそこで止まりました。

もうひとつは、条件を書き残さないと、球数は意味を持たないということ。 463球は、記録としては十分な量です。それでも比較には使えませんでした。

自分の感覚が当てにならないから測るのに、その測ったものも当てにならなかった。結局いちばん直らないのは、記録の取り方のほうでした。

道具を選ぶときの基準が、また1つ増えました。Power Plate では「覚えきれる量か」、ガーミンでは「買い替えても過去が残るか」。そして測定器では「置ける場所があるか」です。

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この記事を書いた人

ゴルフ歴25年、自己ベスト78。2012年からゴルフの上達法をブログに書いてきました。
同時期に読書ノートのブログも運営し、約200冊分の記録を残しています。

現在は弾道測定器3台を使い、本で読んだ理論を実際に測って確かめる作業をしています。

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