前の記事で、アプローチのキャリーとランを測りました。80球ぶんの記録が残っています。
そのとき使わなかった欄があります。曲がりの欄です。
数えたら、79球が左回転でした。

数えたのは、別のことを調べていたときでした
自宅の6畳の練習部屋で、8月19日の朝に打った80球です。サンドウェッジ、アプローチウェッジ、ピッチングウェッジ、9番アイアン。フルスイングの4分の1くらいの振り幅で、20球ずつ。
このときのサンドウェッジも練習用の古いクラブです。後日バッグの56度と並べて打ち直しました。前に使っていた56度と、今の56度を、同じ日に40球ずつ打ちましたに書いています。
目的はキャリーとランの比を出すことでした。曲がりのほうは見ていません。
測定器はSquare Golf Omni。1球ごとに、スピン量とスピンの傾き、打ち出し方向、クラブの向きまで記録されます。ラン比の計算に使ったのは、そのうち3つか4つの欄でした。
残りの欄を後から開いたら、こうなっていました。
79球が左回転でした
スピン軸というのは、ボールの回転が左右どちらに傾いているかの角度です。傾いた側に球は曲がります。
各20球の平均です。マイナスが左。
| SW | AW | PW | 9I | |
|---|---|---|---|---|
| スピン軸(度) | −9.2 | −7.5 | −9.7 | −12.6 |
| 左回転だった球 | 19/20 | 20/20 | 20/20 | 20/20 |
80球のうち79球。例外はサンドウェッジの20球目だけでした。その1球はスピン軸が3.2度の右です。
ただしその球も、打ち出し方向は2.5度の左で、着地点も目標線の0.4ヤード左でした。右に曲がっただけで、右には行っていません。
ヘッドスピードで分けても変わりません。秒速10メートル未満の30球は、30球とも左回転。10メートル以上の50球は、49球が左回転でした。
出だしから左に出ています
打ち出し方向も左でした。80球のうち72球が左、6球が右、2球がちょうど0です。
| SW | AW | PW | 9I | |
|---|---|---|---|---|
| 打ち出し方向(度) | −2.6 | −1.4 | −1.1 | −1.3 |
左に出て、そこからさらに左へ曲がっている。
打ち出し方向は、Omniのカメラが直接測っている数字です。計算で出したものではありません。
2週間後に同じクラブで打ったときは、打ち出し方向が右に転じました。20球のうち15球が右です。曲がりの左のほうは残っていました。出球の左は、この日の打ち方についての数字だったことになります。接続をスキップすると出てくる設定が、接続すると消えましたに書いています。
クラブの通り道は、右を向いていました
クラブ側の数字は逆でした。
| SW | AW | PW | 9I | |
|---|---|---|---|---|
| クラブパス(度) | +4.2 | +4.6 | +3.5 | +5.4 |
| フェース角(度) | −4.8 | −3.3 | −2.4 | −3.0 |
| 差 | −9.0 | −7.8 | −5.8 | −8.5 |
クラブパスはヘッドが動いていった向き、フェース角はインパクトでフェースが向いていた向きです。どちらも目標線に対する角度で、プラスが右。

ヘッドは4本とも右向き、内側から外へ出ています。フェースはその逆で、左を向いている。
球が曲がる向きを決めるのは、フェースとパスの差のほうです。フェースがパスより左を向いていれば、左回転がかかります。差は5.8度から9.0度でした。
1球ごとに見ても同じです。クラブの数字が取れた76球のうち、フェースが左を向いていたのが70球、フェースがパスより左だったのが63球。
横のズレは、ほとんど1ヤード以内です
曲がってはいるのですが、着地点のズレは小さいままでした。
| SW | AW | PW | 9I | |
|---|---|---|---|---|
| 横のズレ(ヤード) | −0.44 | −0.34 | −0.42 | −0.62 |

80球のうち76球が左、2球が右、2球がちょうど0。いちばん大きく外れた球でも2.1ヤードです。
12ヤードから26ヤードの球なので、角度に直すと1度から2度になります。10ヤード先のカップを狙って、20センチから30センチ左に行くくらいの話です。
問題は曲がりの大きさではありません。80球の向きが揃っていることのほうです。
ドライバーの調整の副作用だと思っていました
ラウンドのティーショットは、左に外すのが40%、右に外すのが20%です。ばらつきの中心も、センターラインの5ヤード左にあります。
私はこれを、ドライバー側の事情だと考えていました。1Wは2本ともスピン量の暴れを抑えるためにホーゼルの位置とヘッドの錘をいじってあります。その調整の代償で左が強くなったのではないか、と。
今回の80球は、12ヤードから26ヤードのアプローチです。ヘッドスピードは秒速8メートルから11メートル。ドライバーとは別の道具で、別の速さで、別の振り幅です。
それでも、同じ向きに出ました。
練習場で測ったときは、逆の数字が出ていました
以前、練習場でガーミンのR10を使って測ったことがあります。そのときのクラブパスは0.6度の左、フェース角は3.9度の右でした。今回とちょうど逆の形です。
これを「直った」とか「前回が間違いだった」と読むことはできません。測り方が違います。
R10はレーダーで、クラブパスもフェース角もボールの飛び方から逆算しています。Omniはクラブに貼ったステッカーをカメラで見て、そこから角度を出しています。同じ「クラブパス」という名前でも、出どころが違う数字です。
ボールも違います。振り幅も違います。あちらはフルショット、こちらは4分の1です。
あの記事では、この2つは比べられませんと書きました。その但し書きは、今回も生きています。条件を揃えて測り直す、という宿題のほうは、まだ手をつけていません。
ボール位置を疑っています
マットには黄色いL字のマーカーを貼ってあります。毎回同じ場所に立って、同じ場所に球を置くためのものです。
球を右に置くほど、クラブは内側から入りやすくなります。パスが右を向く。今回のパスは4本とも右でした。
マーカーの位置そのものが、右に寄りすぎているのかもしれません。
確かめていないので、これは推測です。マーカーを動かして測り直せば分かります。
前の記事では、この固定のせいで番手の打ち分けが測れませんでした。同じ仕掛けが、今度は原因の候補として出てきたことになります。
その後、ボール位置を動かさずに打ち方だけを変えて打ってみました。それで曲がりが消えたので、ボール位置の説は弱くなっています。まっすぐ引いてまっすぐ打ったら、左に曲がる癖が消えました
この数字が使える範囲
打っているのはクウォーターショットです。フルスイングの数字ではありません。
1日の80球です。朝の14分間に打ったもので、1回の観測にすぎません。別の日に測れば違う数字が出る可能性があります。
横のズレは計算値です。ネットに向かって打っているので、球はどこにも落ちていません。打ち出し方向はカメラが測った値です。着地点も、スピン量も、そこから計算したものになります。
クラブ側の数字は、80球のうち4球で取れませんでした。ステッカーが見えなかった球です。そのため、クラブの数字だけ母数が76球になります。
数字はどれも私の球と私の打ち方のものです。
次にやること
条件を揃えて測り直します。目標線に対してスクエアに立って、コースボールで、フルショットを20球以上。これは前の記事で予告したまま残っている宿題です。
マーカーの位置も動かして測ります。今の位置と、少し左に寄せた位置で、それぞれ20球。パスの向きが動くかどうかを見ます。
低く出す打ち方の計測も予定しているので、同じ日にまとめてできます。
この低く出す打ち方は、2日後に測りました。曲がりのほうは消えています。まっすぐ引いてまっすぐ打ったら、左に曲がる癖が消えましたに書きました。
この癖は、あとから別の角度でも突き合わせました。3つのテストで体を8タイプに分ける本を読んだら、私のタイプの解説に、ここで書いたのと同じ形についての注意が2か所ありました。体のタイプ診断と、80球の答え合わせに書いています。一致したのは記述と実測の形であって、原因が分かったわけではありません。
4本のクラブを、違う速さで、80球打ちました。全部が同じ方向を向いていました。
直すものがあるとしたら、クラブではなさそうです。


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